はあちゅうは何故嫌われるのか。
15日に、有名ブロガーのはあちゅうがAV男優のしみけんと結婚したことをtwitterで発表した。結婚というおめでたいイベントに対して祝福のコメントばかりかと思ったら、「twitter」や「はてな」では、祝福と批判が半々くらいの割合であったので驚いた。
はあちゅうがネット民(特にはてブ民)から嫌われている存在であり、炎上していることは知っていたが、結婚発表時に批判されるというのは相当なものである。夫のAV男優という職業や事実婚というスタイルに対する論議もあったが、ただ単にはあちゅうに対する批判や恨みも多く見受けられた。
批判コメントをの中身を見てみると、批判や揶揄をしている人は「はあちゅうが嫌いでたまらない人」、「みんなが叩いてるから、よく知らんけど批判する人」の二種類に分かれているように思える。
この「はあちゅうが嫌いでたまらない人」(以下コア層と呼ぶ。)が、はあちゅうを嫌いになった原因は何なのだろうか。過去の炎上事件からコア層はどんな人なのか考えてみた。
1.童貞勢
はあちゅうは、2014年頃から童貞をネタにしてブログ記事や対談をしていた。炎上して謝罪し、一転して撤回したこともあるようだ。童貞ネタとは具体的には、
こんな感じ。
高齢童貞にとって「童貞」であることは大きなコンプレックスであり、男性からならともかく、女性から面白半分いじられれば怒りや痛みを感じるだろう。特にはあちゅうは電通在職時にセクハラを受けたことを公表し、性的ハラスメントの問題について問題提起をしていたので、被害者でありながら童貞いじりという面で加害者になっているという矛盾を批判された。
「童貞」は努力で捨てられるものとはいえ、「ハゲ」や「チビ」と同じように、親しい間柄ならば本人からネタにできるかもしれないが、 他者それも異性にからかわれるというのは(ネット上とはいえ)恨みを買っただろう。
童貞原因ではあちゅうを嫌っている人は、はてなに多いイメージ。
2.偏差値40以下の人達
はあちゅうは下記のツイートをしたことにより炎上した。
電通の先輩が、
— はあちゅう (@ha_chu) January 30, 2017
「CMは偏差値40の人にも理解できるものじゃなきゃダメ。この会社にいる時点で普通ではないと自覚しろ。世間にはおそるべき量のおそるべきバカがいる。そしてそれが日本の『普通の人』だ」
って言ってたの、一番役に立ってる教えの一つだ。
このツイートの主旨は、相手の立場に立って誰にでもわかりやすいようにコンテンツをつくらないといけないよ ということだと思う。だが、偏差値という学歴ワードと会社(=電通)という就活競争を思い起こさせる火薬を散りばめたことにより盛大に炎上した。
自分はこのツイートの言ってることは正しいと思うし同意する、NHKの7時のニュースも高卒の人にわかるように意識して作っていると聞いたことがある。言い方うんぬん言われるが、ストレートで良いと思う。だが、世間的にはこのツイートは刺激的だったらしい。はあちゅうは慶応法→電通という経歴であり、学歴でも職歴でも勝ち組である。そんな人の無意識の発言、多くの人間が反感をいだいたと推察される。
はあちゅうはこのように無意識に社会的な上下を意識させる言動が多い。コア層の中では、これが原因ではあちゅうを嫌っている人がかなり多いのではないか。
3.動物愛護の人達
余談だけど、手っ取り早くSNSで有名になりたかったら猫か犬を飼うとよいらしい。動物コンテンツは必ずPVが取れ、炎上しづらく、個性も出やすく、自分がネタを作らなくても動物が勝手にネタを作ってくれる。インスタもご飯×犬とか、子供×猫とかにするとご飯だけ、子供だけの人と差別化できる。動物最強
— はあちゅう (@ha_chu) February 16, 2018
これは、はあちゅうが、アクセス数を伸ばすためのアドバイスをしたところ、「アクセス数稼ぎのために動物飼うなんて、お犬様やお猫様の命をどう思っとるんじゃい!」と怒る動物愛護の方が怒りはじめて炎上した。
さすがにこの件で炎上したのは言いがかりに近いと思う。 まあ、このツイートの時期にははあちゅうは炎上する人とネット界隈では有名であったので、株主総会で何言っても総会屋に吊るし上げられる社長状態であったので、ちょっと可哀想であった。
数としては少ないが、動物愛護の人達はかなり狂信的なアンチだろう。
4.はあちゅうのお金儲けの姿勢が嫌いな人達
私はお金を使ってくれない人はファンとは呼ばないと思う。クリエイターが活動を続けるためにはお金が絶対に必要なので、お金を使って才能を伸ばすことに貢献してくれる人がファンだと思う。本を「くれるなら読みます!」イベントを「タダなら行きます!」とか言われるの腹立つ。それはファンじゃない。
— はあちゅう (@ha_chu) February 4, 2018
はあちゅうは、勤め人ではなくネットをメインに生計を立てているらしい。よって、上記のツイートは正論中の正論である。「コンテンツ売ってんだから、楽しんだ分銭出せよ。」ということを言いたいのだろう。だが、コア層の中では、はあちゅうはツイッターとかインスタで信者作ってそれで食ってるイメージが強く、クリエイターとしては見られていない。その点、ゲバ感を出して叩かれているのだろう。
昔ながらのネットの文化に馴染んだ人にとって、取り巻きを作ってお金を取ることは嫌われがちである。
■結論
はあちゅう嫌われ過ぎ。
結婚おめでとう。